第20回|道具:リフレクション/内省
- MIDORI HARA

- 4 時間前
- 読了時間: 4分
今回のゴール
リフレクション(内省)の意味・理論・実践方法を理解し、
マネジャー自身と部下の成長を支える “未来志向の内省” を
1on1ミーティングに活かせるようになること。
前回までの流れ
第17回:アイスブレイク(安心の場をつくる技法)
第18回:目標設定・GROWモデル
第19回:フィードバック
最終章:BEING(心のあり方)
最終章のサブテーマは マインドセット/心のあり方(BEING)
リフレクションとは何か?
なぜ必要なのか?
どう役に立つのか?
マネジャー自身の成長と、1on1ミーティングで部下の成長を促すための
ヒントとコツをご紹介します。
現在地

はじめに|習慣は自然に元へ戻るもの
私たちは人生経験の中で身についた習慣に戻りがちです。
それは自然なことであり、私自身も例外ではありません。
このシリーズで大切にしているのは次の3つです。
• 失敗してもまた挑戦する
• 自分のペースで継続する
• 小さな進歩を楽しむ
ラポール・心理的安全性を形成する
傾聴の3つの態度/姿勢
1. 落ち着きと余裕
2. 否定せず受け止める
3. 相手の捉え方に沿って理解する
→ 承認・勇気づけの “前提条件”

第5章|スキルを日々実践する
リフレクション/内省とは
📌 ポイント/注意点
未来志向で行う
事実と感情の両方を見る
行動につなげる
自分の価値観・前提(持論)を問い直す

リフレクションの定義
辞書では「内省・省察・熟考」
人材育成の観点では次のプロセスを指す。
客観的にふり返る
行動・考え方を見つめ直す
新たな気づきを得る
次のアクションにつなげる(未来志向)
理論的背景
① 70:20:10の法則

7割を占める「仕事の経験」から学ぶには、
リフレクションが不可欠。
② デューイの経験的認識論

デューイは経験からの学びを2つに分類:
試行錯誤的な学び
思考からの学び(リフレクティブシンキング)
観察 → 知識 → 判断 → 展望 → 計画
という流れで学びが深まる。
③ ショーンの「省察的実践家」

ショーンは2つのタイミングを提示:
行為の中のリフレクション
行為について/行為後のリフレクション
行為後の内省は痛みを伴うこともあるが、
持論(前提)を問い直す=アンラーン につながる。
ダブルループ学習(アージリス)

シングルループ:改善の繰り返し
ダブルループ:前提そのものを問い直す(アンラーン)
変革を目指すならダブルループ学習が不可欠。
コルブの経験学習モデル

経験
省察
概念化
実践
この循環が学びを深める。
ギブズのリフレクション学習サイクル

特に重要なのは 感情のステップ。
ビジネスでは軽視されがちだが、
価値観・信条に触れる深い内省には不可欠。
対話と記述
対話
他者に話すことで概念整理が進み、
リフレクションが深まる。
記述
書くことはさらに深い内省につながる。
📌 記述のポイント
描写(5W1H)
感情
評価
分析
学び
行動計画
リフレクションを促すための
ギブズの「リフレクション学習サイクル」に沿った
「問い」の例をみてみましょう。
リフレクションを促す質問例

経験から学び、気づきを言語化、見える化する。
日記などでも使える2つのフレームワークをご紹介します。
2つのフレームワーク(KDA/PDCA)

KDA
Keep(続けること)
Delete(やめること)
Add(新しく始めること)
PDCA
Check(ふり返り)がリフレクションに相当。
日常生活にも活かせます。

ダイアリー式メンタリング
日記は最も手軽で効果的なリフレクションツール。
『ダイアリーのコツ』
『ダイアリーをふり返る ”コメントのコツ”』

まとめ
リフレクションは未来志向の内省
理論を知ると実践しやすくなる
対話と記述が深い学びを生む
アンラーンは成長の必須プロセス
次回予告
第21回
最終章:マネジャーのジレンマ(BEINGの深まり)
参照記事 ▼
第12回「反射」
第15回「承認・勇気づけ」
第18回「GROWモデル」
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