top of page

第8回|話を深める① 観察|1on1で“言葉にならないメッセージ”を受け取る力

更新日:4 日前

今回のゴール


相手の表情・声・姿勢などの非言語的メッセージから、

「今、この場で何が起きているか」 を読み取り、

1on1の対話を深めるための観察スキルを身につける。




前回までの流れ


• 第6回:ラポールと傾聴の関係


• 第7回:傾聴の姿勢(非言語)


• 第8回:その姿勢を土台に 相手のストーリーを深めるスキル① 観察




観察は “次の一言” を決める 


観察は“次の一言”を決める土台

声のトーン、表情の変化、姿勢、しぐさ。


これらの非言語的メッセージには、

相手が言葉にできていない本音や反応 が表れます。


観察ができると:

• 相手の状態が分かる

• 相手の “本当の反応” に気づける

• 次にどう関わるかのプランが立てやすくなる

1on1の質を大きく左右する、非常に重要なスキルです。




現在地(シリーズ全体の流れ)



1on1ミーティングを支える5本の柱とタイムラインを示す図解
見方のヒント:自分が「今」どの位置に立っているかを探してみて下さい。



はじめに|習慣は自然に元へ戻るもの


私たちは人生経験の中で身についた習慣に戻りがちです。

それは自然なことであり、私自身も例外ではありません。


このシリーズで大切にしているのは次の3つです。

• 失敗してもまた挑戦する

• 自分のペースで継続する

• 小さな進歩を楽しむ




第2章|ラポールを形成する


前回の問い

「相手の言葉以外、何に目配りしますか?」

この問いを、今回の“観察”につなげていきます。




傾聴の土台となる考え方


カール・ロジャーズの「積極的傾聴」

ロジャーズは、効果的なカウンセリングに共通する

聴き手の3つの要素 を示しました。


• 共感的理解

相手の立場に立ち、気持ちに寄り添いながら理解する。

• 無条件の肯定的関心

善悪や好き嫌いの評価を入れずに聴く。

• 自己一致

分からないことを分かったふりをせず、真摯に向き合う。


1on1でも、

メンタリング・コーチング・ティーチング・アドバイス・フィードバックなど

展開はさまざまですが、

共通する土台は「信頼関係」と「傾聴」 です。




3つの態度/姿勢  


本シリーズで扱う「3つの態度/姿勢」

1. 自分らしく落ち着きと余裕を持つ

2. 相手を否定せず、すぐにアドバイスしない

3. 相手の捉え方・考え方・感じ方に沿って理解しようとする


この3つを土台に、

1on1で使える実践スキルをご紹介していきます。




あなた自身の第3の1on1を育てる  


あなた自身の “第3の1on1” を育てる

シリコンバレー式でも、従来の面談でもない、

あなた自身の1on1ミーティング を育てていきましょう。

そのために、このシリーズのヒントが役立てば嬉しいです。




聴く姿勢を土台に、話を深めるスキル① 観察



観察とは何か?


傾聴の「聴」は、

耳+目+心 で相手を受け取ることを表しています。


つまり観察とは:

言語(言葉)

非言語(表情・声・姿勢・しぐさ)

自分が感じた違和感


これらを総合して、

相手の今この場の状態を読み取ること です。




観察の利点


1. 相手の状態が分かる

例:

• 強張った表情 → 緊張

• 前のめりの姿勢 → 興味・関心

• 顔色が悪い → 体調不良


2. 言葉にできない “正直な反応” が分かる

表情・声・動きは無意識に出るため、

本音が表れやすい。


3. 次のアプローチの手がかりになる

反応が鈍い → 伝わっていない

過敏 → 気に障った可能性

→ 言い方を変える、質問を変えるなどの判断ができる。




観察のポイント (一覧)



観察に必要な視点


• 顔の表情・視線

• 声のトーン・大きさ

• 話すスピード

• 姿勢・身体の動き・しぐさ

• 呼吸

• 口ぐせ・感情表現




比較で気づく


観察の方法|比較する


明るい/暗い

視線が落ちている/上を向いている

声が暗い/明るい

背中が丸い/胸が開いている

呼吸が浅い/深い

ネガティブが多い/ポジティブが多い


比較することで、

“以前と今の違い” が見えてきます。




変化で気づく


観察の方法|変化を見る


対話の中で起きる変化は気づきやすい。

例:

• 話し始めは緊張 → 話すうちに笑顔

• 話すスピードが速くなる

• 声が明るくなる




矛盾で気づく  


観察の方法|矛盾を見る


言葉と非言語が一致しないとき、

そこに“本音”が隠れていることが多い。

例:

• 言葉:「大丈夫です」

• 表情:暗い




違和感を大切にする  


観察の方法|自分が感じた違和感を大切にする


• 言葉と本音が違う気がする

• 笑顔だけど、どこかぎこちない

• 何か理由がありそう

違和感は、

「相手の内側で何かが起きているサイン」 です。




まとめ


1on1では、

言語と非言語の両方の変化や矛盾に気づくことが重要です。

もし違和感があれば、

「それは何か?」を丁寧に考えてみましょう。




次回(第9回)|質問の基本へ


聴く姿勢を土台に、

相手のストーリーを深めるスキル② 質問の基本

をご紹介します。





シリーズ総合ガイドへ戻る



関連ページ

信頼と成長を叶える:1on1ミーティング成功の秘訣』シリーズ ▼



関連記事

『1on1ミーティングの道具箱』と『信頼と成長を叶える:1on1ミーティング成功の秘訣』― 二つの学びで「信頼」と「成長」をつなぐ ―



📌対話の基礎、特に傾聴に触れたい方は傾聴:思いやりをもって聴く力ページもあります



著者プロフィール ▼








コメント


bottom of page