落ち込んだとき、どう立ち直る?──職場で心が疲れた自分を前向きに戻す7つのヒント
- MIDORI HARA

- 10月6日
- 読了時間: 4分
評価されない、チャンスを逃した、人間関係が地味にきつい──
落ち込みでいっぱいいっぱいな心に、すぐ“前向き”は難しいもの。
そんな時、自分の感情をそっと置いておける“スペース”をどうつくるか?
ヒントを7つに整理しました。
目次
はじめに──定義と背景
感情と向き合うには:実践的7つのヒント
落ち込んだとき、どう立ち直る?──職場で心が疲れた自分を前向きに戻す7つのヒント

はじめに
公私ともに責任が増し、人間関係も複雑になってきたミレニアル世代にとって、職場で「落ち込む瞬間」は特別なことではありません。部下からも頼られ、上司からも期待される。そんな中で、自分の感情に向き合う時間は、どんどん後回しになりがちです。
評価されなかった。チャンスを逃した。明らかに不当な対応を受けた──そんな“強烈な一撃”もあります。
でも実はもっと多いのが、職場の人間関係やコミュニケーションによる“静かなダメージ”。あいまいな言い回し、スルーされたリアクション、挨拶の温度差、ちょっとした無視や圧──
誰にも言いづらいほど些細なのに、毎日じわじわと心に効いてくる。いわばボディブローのようなダメージです。だからこそ、自分の気持ちを無視したり、放置したりせず、回復させるための視点と習慣が必要です。

今回は、“感情との向き合い方“ を、実践的な7つのヒントにまとめました。
感情と向き合うには:実践的7つのヒント
1|「落ち込んでいる自分」を否定しない
「こんなことで落ち込むなんて」と自分を責めない
感情があることそのものに、善悪はない
たとえ理由が他人に説明しづらいことであっても、自分の感情には意味がある
たとえば、「グループチャットで自分だけ返信がない」「打ち合わせ中、目線すら合わなかった」。そんなちょっとしたことでも、蓄積すればストレスになる。
“自分の感情に意味がある”と認めることが、回復の第一歩です。
2|「感情の正体」を見極めてみる
「怒り」や「ストレス」と片付けない
実は、悲しみ・不安・無力感・後悔が混ざっていることも
感情を正確に見極めると、“今の自分に本当に必要なケア”が見えてきます。
たとえば──
・「イライラしていたけど、実は“悲しかった”」と気づいたら、誰かに話すことが必要かもしれない
・「焦っていたけど、“不安”だった」とわかれば、情報を集めるのが安心への近道になる
・「モヤモヤしていたけど、“納得できていなかっただけ”」とわかれば、整理の時間を取ることが効果的かも
👉 対処の方向が変わるからこそ、「何を感じているのか?」に丁寧に目を向けることが大切です。
3|紙に書き出す(or スマホメモでもOK)
誰にも見せなくていい
20分でも5分でも、自分の気持ちを言語化する
書いてみることで「意外な気づき」が出てくることも
書くという行為は、感情を外に出す“安全な出口”になります。
文の完成度や正しさは一切気にしなくてOKです。
4|「期待」と「現実」のズレを整理する
自分はなぜ期待していたのか?
その評価や機会は「本当に自分にとって必要だったか?」
客観的に振り返ると、次の選択肢が見えてくる
「なぜ通らなかったのか」ではなく、「何を期待していたのか」に意識を向けることで、納得感が生まれやすくなります。
5|「立ち止まる時間」を戦略的にとる
すぐに動かなくてもいい
趣味・運動・睡眠など、自分にエネルギーを戻すことを意識的に
心が枯れていると、どんなアドバイスも響かない
「回復」はわがままではありません。未来の自分のための戦略です。
6|「少しだけ“自分の調子を戻す”行動をしてみる」
小さなタスクでもOK。資料を1ページ整える、メールを1通返信する
「できたことに◯をつける」だけでも、“進んでる感”が生まれる
自分で自分の調子を取り戻す。それが「自分の機嫌を自分で取る」習慣づくりにつながる
👉 他人の評価や結果に関係なく、“自分発”の一歩を踏み出すことが、落ち込んだ気持ちを少しずつ回復させるカギになります。
7|信頼できる人に話す(でも相手は選ぶ)
聞いてくれる人、黙ってそばにいてくれる人でもよい
ただし、愚痴や悪口を助長する相手は避ける
話すことで「悩みの輪郭」がはっきりすることも多い
「共感してくれる人」と「自分を否定しない人」は、心の回復を支えてくれる大切な存在です。
おわりに
感情にふたをして無理にポジティブになるよりも、自分の「落ち込む気持ち」に気づき、言葉にし、認めること。
それが、次に進む力をくれる。
誰にも言えないけど、なんとなくしんどい。
そんなとき、自分の感情と静かに対話してみてください。
あなたの心に、少しでも「スペース」を取り戻せるように🤗


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