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“背中を見せる” だけでは、伝わらない時代ー望まれるリーダーシップとは

  • 執筆者の写真: MIDORI HARA
    MIDORI HARA
  • 13分
  • 読了時間: 3分

“背中で語る” だけでは、もう伝わらない。

リーダーの姿勢が見えにくい時代に、言葉と対話の力が求められています。沈黙の美徳を超えて、伝える勇気を。



目次


静かな人間関係デザイン ─ 対話と共感のひと粒エッセイ シリーズ:第3粒🍬

静かな人間関係デザイン ─ 対話と共感のひと粒エッセイ シリーズとは

“背中を見せる” だけでは、伝わらない時代

背中だけでは伝わらない時代

若い世代が求めるリーダー像

思考の見える化と信頼の構築

言葉で伝えるリーダーシップ



静かな人間関係デザイン ─ 対話と共感のひと粒エッセイ シリーズ:第3粒🍬



静かな人間関係デザイン ─ 対話と共感のひと粒エッセイ シリーズを象徴するイメージ画像。いろいろなチョコレートの粒が並ぶアソートボックス。


静かな人間関係デザイン ─ 対話と共感のひと粒エッセイ シリーズとは

 

 働く人の対話力と自己理解を育てる、軽やかな読みものシリーズです。

 

職場のコミュニケーションや1on1ミーティングにまつわる問いを、800〜1000字くらいでお届けします。

 

「沈黙」「余白」「問い」「共感」「ニュートラル」といったキーワードを軸に、リーダーシップやセルフマネジメントのヒントをやさしく紡ぎます。

 

このシリーズは、重厚なマネジメント論や技術論とは異なり、日々の働き方や人との関わりの中でふと立ち止まりたくなるような “粒” 🍬を集めています。

 

忙しさの合間に、少しだけ深呼吸をするような時間を──そんな思いで綴っています。

 

読者の皆さまが、ご自身の言葉や感情にそっと触れるきっかけになりますように。

 

そして、次の問いへと向かう静かな助走になりますように。



“背中を見せる” だけでは、伝わらない時代



背中だけでは伝わらない時代

 

「背中を見せれば、伝わる」──そんな言葉が当たり前でした。

自分が率先して動けば、部下もついてくる。

黙って努力すれば、誰かが気づいてくれる。

 

でも、今の時代は違う。

リモートワーク、分業、複雑な組織構造──リーダーの “背中” は、そもそも見えにくくなっています。



若い世代が求めるリーダー像

 

そして何より、若い世代は「察する」より「聞く」ことを求めています。

 

「なぜこの判断をしたのか」

「どういう価値観で動いているのか」

「何を大切にしているのか」

 

背中だけでは、伝わりません。

言葉にして、対話することが必要です。



思考の見える化と信頼の構築

 

それは、リーダーにとっては少し怖いことかもしれません。

自分の価値観を言語化すること、判断の背景を説明すること

──それは、思考の “見える化” であり、ある種の “さらけ出し” でもある。

 

しかし、そこにこそ信頼が生まれる。

 

「この人は、ちゃんと考えている」

「この人の判断には、理由がある」

 


言葉で伝えるリーダーシップ

 

背中を見せるだけではなく、言葉で伝える。

それは、リーダーが “孤高の存在” から、“共に考える人” へと変わるための一歩です。

 

今日、あなたが言葉にしたい価値観は、何ですか?




次回は第4粒『“自分を整える”ことが、最強のマネジメント』をお届けします。どうぞお楽しみに🍬

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