パーパスとメンタリングとは
- MIDORI HARA

- 2025年11月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月1日
「何のために働くのか」 多くの人にとって、答えは一度きりではありません。
役割や環境が変われば、答えも更新が要ります。
メンタリングは、価値観と強み、誰にどう貢献したいかを安全な1on1で言語化し、今日からの一歩に変える伴走です。実例と具体手順で示します。
価値観 × 強み × 貢献先を1on1で言語化し、目的を“今日の一歩”に変える。パーパス探求の実務ガイド。
パーパス × メンタリングで “働く目的” を更新する
はじめに:パーパスは「更新型の答え」
パーパスは「自分は何者で、誰の役に立ちたいか」を示す意味の核。人生・仕事どちらも、経験に応じて更新が前提です。だから独りで抱え込まず、対話の場で言語化→検証の循環を作ることが要点です。
人生と仕事のパーパス
人生:限られた時間を“何に使うか”の基準
仕事:役割を通じて“誰に何の価値を届けるか”の基準
この二つを価値観(何を大切にするか)× 強み(何が得意か)× 貢献先(誰の何を楽にするか)で結ぶと、意思決定がぶれにくくなります。
給料や役割の外側に、「自分がやりたいこと」と「誰かが助かること」の重なりを見つける。それが『羅針盤』になります。
メンタリングが効く理由(現場基準)
本音の整理:安心して話せる1on1で、価値観の語彙化が進む
強みの接続:強みを“誰の何に”活かすかが具体化する
覚悟と自己効力感:小さな挑戦→肯定的フィードバックの循環
障壁の設計:優先順位・関係者調整・資源配分を一緒に描く
補助線:自己決定理論=自律性/有能感/関係性を満たすと動機が続く。
ジョブ・クラフティング=仕事の意味・関係・タスクの編み直し
小さな実例(匿名・要約)
Aさん(入社5年目・強み:調整力/構造化)
課題:「社内問い合わせの一次応答が遅い」。担当に届く前段で止まる“詰まり”が常態化。
1on1での問い:「誰の負担が減れば、全体が一番ラクになる?」
行動:問い合わせの分類表(5分類)と一次応答テンプレ(3パターン)を作成。窓口の役割分担を見直し。
変化:平均一次応答時間が3.2時間→1.9時間に。Aさんは「自分の構造化が誰かの余白になる」実感を言語化し、“調整で価値を生む” がパーパスに追加・更新。
Bさん(人事)
課題:若手の“パーパス迷子”(やりたい事はあるが行動が続かない)
施策:1on1に定例質問「価値観3語/強み3語/誰の何を楽にする?」を導入。90日チャレンジ(小改善・小貢献)を制度化。
変化:メンティの自己効力感スコアが期末調査で上昇。上司側は称賛の観点が「成果のみ→意図・貢献も」へ拡張。
進め方(本人×上司・人事の二層構造)
本人
価値観3語・強み3語・貢献先1つを書き出す
「今日からできる一歩」を決め、7日後に検証
上司・人事
1on1で接点の言語化を支援(曖昧語を具体語に)
90日の検証サイクルを設計(小さく試す→振り返る)
称賛の可視化(意図/工夫/貢献の観点で短いコメント)
まとめ+メッセージ
パーパスは固定の正解ではなく、今の自分から選ぶ更新型の答えです。
強みを“ 誰の何のために” へ結び直すたびに、前進の実感が生まれます。
最初の一歩は、安心できる対話から。そこで言葉にした小さな仮説を、次の7日間で確かめてみましょう。



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