若手社員のモチベーションを高める実践ガイド:やる気に頼らない成長設計
- MIDORI HARA

- 2025年11月13日
- 読了時間: 2分
若手社員の「モチベーション」は、根性論では育ちません。本人のセルフマネジメントと、上司・人事のメンタリング設計が両輪です。本稿は、若手の成長を促す科学的な土台と現場での具体策を一体化。新人編(第4位)から一歩進み、若手全般の成長ラインを描きます。

1. 若手社員 ×「モチベーション形成」の現在地
新人期を越えた若手社員は、責任と裁量が増える一方で、成長実感を得にくくなることがあります。「やる気」を個人の気分に依存させてしまうと、成果や定着につながらない。新人編「Z世代の挑戦」)で扱った課題の延長線上に、若手期の“モチベーション形成”があります。
2. 「内発 × 環境」の両輪
自己決定理論(Deci & Ryan):自律性・有能感・関係性が満たされると人は自ら動く
JD-Rモデル:仕事の要求とリソースのバランスで燃え尽きを防ぐ
目標設定理論(Locke & Latham):達成可能かつ意味のある目標が推進力になる
心理的安全性(Google/Project Aristotle):学習と挑戦の土台となる信頼環境
3. 本人と組織のWin-Win
本人にとって:小さな成果の積み重ねが自信と学習意欲を高め、キャリア視界もクリアになる
組織にとって:定着率と生産性が上がり、挑戦と対話文化が根づく。次世代リーダー育成の土台になる
4. 導入ステップ | 若手期に効く5アクション(二層構造)
(若手本人へのエール)
学びの循環:受け取る → 実践 → フィードバック → 再挑戦
成果の可視化:小さな達成をチームに共有
役割拡張:改善提案や小プロジェクトに挑む
セルフケア:睡眠・運動・感情の整えを週間化
能動的メンティ:ゴールや課題を言語化し、定期1on1で更新
(上司・人事へのヒント)
リアリティショック対策:期待と現実のギャップを埋める
成長機会の設計:チャレンジ課題に支援を組み合わせる
定期1on1:心理的安全性を高め、役割を明確にする
キャリア対話:数カ月〜年単位で見取り図を共創
公平な評価:努力と成果を可視化し、質の高いフィードバックを行う
5. ビジネス現場への広がり|メンタリング文化と相互成長
日本企業でもメンタリングは成果を出しています。
リクルート:先輩社員が新人を支え、定着率と成長を両立
日本IBM:オンボーディングにメンタリングを組み込み、早期適応を支援
さらに、Googleの「プロジェクト・アリストテレス」が示したように、心理的安全性が高いチームは学習と挑戦が加速します。こうした知見を1on1や評価運用と組み合わせることで、若手のモチベーション形成は組織文化へと広がります。



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